工作に便利な接着剤

2019年11月25日

ポリプロピレンの接着

工作をしていると、接着してもぜんぜんくっついてくれないプラスチックがあって、苦労するときがあります。それ、ポリプロピレンかもしれませんよ?

普段は意識しないかもしれませんが、ポリプロピレンはバケツやアイスクリームのカップなど、非常によく見かける素材です。ですが、大抵の接着剤の説明書きをよく見ると「接着できないもの:ポリプロピレン」と書いてあり、実際くっつかないのです。

しかしくっつけたい素材がポリプロピレンだとわかっていれば、問題は簡単に解決します。ポリプロピレン用の接着剤を使えばよいのです。

今回使ってみたのはボンド GPクリヤー。近所の100円ショップに売っていました。「100円ショップにはこんなものまであるのか!?」とちょっとびっくりしましたが、考えてみれば100円ショップでDIYに使えそうな小物にはポリプロピレン製のものが沢山あるので、買う人は多そうです。

100円ショップで買った小さいゴミ箱(もちろんポリプロピレン製)に、ダンボールをくっつけてみました。この手の接着剤の付け方はちょっと変わっているので注意が必要です。説明書に書いてある通り①接着面の両面に接着剤を塗る、②しばらく置いて乾かす③、接着面を合わせてギュッと押さえる、という手順でくっつけます。

がっちりくっつきました、って写真じゃわかりませんが。100円ショップの素材で工作するときは必須の接着剤と言っていいと思います。

ダンボールの接着

ダンボールをくっつけたポリプロピレン製のゴミ箱に、更にダンボールをぺたぺた貼って、切り株型ごみ箱を作りました。

このとき活躍したのが、スコッチ 速く接着する工作のり

今回の切り株の根っこのように、「折らずに曲げたダンボールを、斜めに接着する」なんてのは、普通の木工用ボンドでは不可能に近い。曲げたダンボールを微妙な角度で数時間維持するなんて芸当はまず無理です。しかし、このスコッチ 速く接着する工作のりを使えば朝飯前です。作りたい形にダンボールを曲げて、手で10秒押さえていればいいだけです。

この接着剤は、速くくっつく利点を生かして、これまで作れなかったダンボール造形が作れる、というところが一番のポイントではないでしょうか。

ちなみにこの切り株型ごみ箱は、ハロウィン製作にむけた張りぼての試作に使う予定。時間があればね。