フェルミ推定とブログのアクセス数
「フェルミ推定」を知っていますか?正しい説明はWikipediaに任せますが、「理屈っぽいあてずっぽう」みたいなもんです。でも「だいたい○○くらいかな~」なんて言うより「フェルミ推定によると○○程度と見積もられる」と言う方が百倍カッコイイ!こいつはビジネスシーンで使えること間違いなし?!ということでフェルミ推定を練習してみました。
このブログの潜在ユーザー数をフェルミ推定する
このブログのメインコンテンツは「プロ野球ペーパーオーナーゲーム」・・・セイバーメトリクスを駆使したプロ野球ゲームですが、これに興味を持ってくれそうな人の数をフェルミ推定してみましょう。
仮定1:熱心なプロ野球ファンは100万人
こんな記事がありました。
10年ぶりリーグ制覇の西武、ファンクラブ会員数が過去最速で10万人突破(FullCount 2019.3.1)
1球団あたりのファンクラブ会員数10万人なら×12球団で120万人、全国でプロ野球チームのファンクラブに入っている人の数はだいたい100万人くらいと思われます。熱心なファンだけどファンクラブに入っていない人も、別に大してプロ野球好きじゃないけどファンクラブに入っている人もいると思いますが、熱心なプロ野球ファン人口≒ファンクラブ会員数としてよいでしょう。ということで、熱心なプロ野球ファンは約100万人と仮定。
仮定2:プロ野球ファンのうち、セイバーメトリクス好きは1%
だいぶ市民権を得てきたセイバーメトリクスですが、「プロ野球 ブログ」でGoogle検索すると約65,300,000件に対して「セイバーメトリクス ブログ」では約427,000件(2021.5.29調べ)に止まります。ということでセイバーメトリクス好きはプロ野球ファンのおよそ1/100と仮定します。
仮定3:ゲーム人口の割合は40%
全世界のゲーム人口が30億人を突破――新たな調査で明らかに(IGN JAPAN 2020.8.15)
仮定4:PCでのアクセス者は25%
当ブログのプロ野球POGは、PCでExcelを使う前提ですが、今やPCではなくスマホでアクセスする人が大半だろうと。
仮定5:一緒に遊べる仲間を見つけられる人20%
プロ野球POGは一緒に遊ぶ仲間がいないと楽しめないのですが、なかなか仲間を見つけるのはハードル高いと思います。
仮定6:美麗なグラフィックスやかわいい女の子の絵のゲームしかやらない人の割合90%
プロ野球POGは文字と数字だけの世界。最近のゲームをSFXを駆使した映画とすればプロ野球POGは純文学です。文字と数字だけだからこそ想像が広がる世界もあると思うんですけどね・・・一般受けしないことは否定しません。そんな純文学的なゲームをやる人は10人に1人と見積もりましたが、もっと低いかも。
結論:このブログの潜在ユーザー数は・・・
- 100万人(プロ野球ファン人口)
- ×1%(セイバーメトリクス好き)
- ×40%(ゲームする)
- ×25%(PCでのアクセス)
- ×20%(プレイする仲間がいる)
- ×10%(文字と数字だけのゲームをする物好き)
=20人(プロ野球ペーパーオーナーゲームの潜在ユーザー数)
・・・という結果になりました。非常に少なく感じますが、多分まずまず正しい結果でしょう。だってこのブログの1日のアクセス数も多くて20人くらいですから。そう、このブログのアクセス数が少ないのは、ウェブサイトの作りが地味だとか文章がくどいとかという以前に、取り上げている話題に興味を持つ人の母数が圧倒的に少ないのが最大の理由なのです(本当か?)。むしろ母数が少ない割には大健闘しているといっても良いでしょう(だから本当か?)。
このブログのアクセス数を増やす?
まあ多分無理ですね。本家ファンタジーベースボールですら日本では苦戦しているのですから(参考,Wikipediaほか)。
- ファンタジーベースボール(スポーツナビ,2003年サービス終了)
- 完全制覇プロ野球(スポーツジェイ,2007年サービス終了)
- ドリームベースボール(スポーツレイティングス,2016年?サービス終了)
ファンタジースポーツジャパンの「ファンタジー・ベースボール(プロ野球版)」は続いていますが、あまり話題になっていません。こんな状況で、こんな素人のブログのアクセス数が増える訳がない。
というか、アクセス数を増やすことは別に目的にしていないのでよいです。それよりもこんなマイナーな話題を発表できる場があるということに、ブログというものの価値があるように思います。自費出版より遥に安く、広く、世間にどうでもよい話題を振りまける、素晴らしいじゃなですか。
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