【プロ野球POGリプレイ2022】投高打低

誰も頼んじゃいないのにプロ野球POGのリプレイを紹介する第9回目。先日東浜巨がノーヒットノーラン達成しましたね。本当に今年は投高打低の傾向が強いです。

順位表

前期戦 チーム名 得点R 失点RA RP 勝率
1 秩父ジャイアンツ 24 19 0 –   185.7 156.2 -1.4 0.5673
2 ヤクルトAI 23 20 0 1.0 179.4 157.1 -4.4 0.5445
3 ユナイテッド・アローズ (旧レイカーズ) 20 23 0 4.0 142.3 149.7 -1.9 0.4740
4 キラキラ☆ファイティングドッグス 20 23 0 4.0 153.8 147.8 -17.9 0.4656
5 ドテチンズ 19 24 0 5.0 168.7 187.9 -1.4 0.4526
6 新潟ライスターズ 18 24 1 5.5 116.7 134.4 -2.4 0.4341
7 ナショナルズ 18 25 0 6.0 170.2 177.9 -22.9 0.4234
8 コロコロコミックス 13 30 0 11.0 112.7 209.0 14.6 0.3073
9 プロキュア★オールスターズ 12 31 0 12.0 113.9 177.7 -12.9 0.2838

首位が入れ替わり、秩父ジャイアンツが首位に、ヤクルトAIが2位になりました。3位はユナイテッドア・ローズ、ゲーム差無しですがキラキラ☆ファイティングドッグスを抜きました。首位から7位ナショナルズまでのゲーム差は6.0ですので、かなりの接戦です。

POGでも投高打低の傾向が見えます。例年なら一試合あたりの得点/失点はおよそ4点が平均、43試合消化時点なら172得点/失点が平均的な線なのですが、今年は172点以下の得点/失点で収まっているチームが多いです。

どうして投高打低?

投高打低になった理由は何でしょう?とりあえず思いつく限りの理由(の候補)を挙げて見ましょう。

  1. 技術的なトレンドの変化。落ちる変化球の増加、キャッチャーのフレーミング技術の進歩など。
  2. 道具の変化。実はボールが微妙に違うとか。
  3. 審判のジャッジの変化。少しだけストライクゾーンを広く取るようになったとか。
  4. 選手の変化(1) コロナ禍で本来二軍の選手が一軍の試合に出た。
  5. 選手の変化(2) 「育成」重視で若手を起用するチームが増えた。世代交代を進めているチームが多い。
  6. 選手の変化(3) トミー・ジョン手術が普及して好投手の選手寿命が延びた。
  7. 選手の変化(4) 鈴木誠也がメジャー挑戦でいなくなった。

打撃関係の個人成績を見ると、打撃上位は打率が低いとか本塁打数が少ないという様子は見えません。しかし今年は打率一割台の選手が目立ちます。今の「打低」は上位は成績が変わらないけど成績の悪い打者が増えて平均点は下がった、つまり加藤球のときのように全体の打撃成績が下がったのではなく、打者のばらつきが下方向に増えた結果なのです。

となると、技術、道具、ジャッジというような全体に影響する理由ではなく、選手の変化に理由を見出すのが妥当でしょう。今年は育成、世代交代に力を入れるチームが目立ちますが(日ハム、ロッテ、中日とか)、早く戦力になるのは投手で、打者は時間がかかるように思います。極端な例だと2019年ドラフトの高校生、投手は佐々木朗希、奥川恭伸、宮城大弥、野手は森敬斗、石川昂弥、紅林弘太郎ですよ。この辺が打撃成績が下方にぶれる原因かと。

でもどれも去年は普通だったのに今年は投高打低の理由は説明できていないよね。結局「単なる偶然」だったりして。まあそんなことを考えて野球を見るのも面白いかなと(グダグダのまま終わる)。