【ハロウィン】光る魔法の杖を作ろう

2022年10月19日

 

関連:光る魔法の杖を作ろう Part 2

映画「ハリー・ポッター」を見てふと思いついたので、娘とその友達に質問してみた。「ハロウィンで持って歩くなら、カボチャのランタンと光る魔法の杖、どっちがいい?」

ほぼ満場一致で「魔法の杖」だった。しかもハリー・ポッターが持っている指揮棒のような細くて短いやつが良いらしい(パパ的にはガンダルフが持っているようなやつがイメージだったんだが)。という訳で、先っちょがぴかっと光る、魔法の杖を作ることにしました。

材料と道具

材料

  • LEDライト(※下記参照)
  • 竹ひご(Φ4mm×360mm程度)
  • 丈夫な紙(ダンボールのライナーがおすすめ)
  • 電線400㎜×2本(色違いがよい)
  • ダンボール、ビー玉、針金など(装飾用)

今回の工作で使ったLEDライトはこれ。100円ショップでよく売っているやつです。今回はこのライトに特化した作り方です。竹ひごの寸法は適当、無ければ菜箸でもO.K. 100円ショップで売っていた竹ひごがたまたま上記のサイズだったってだけです。

ダンボールのライナーはダンボールを濡らして剥がしたやつです(詳しくは「ダンボール 剥がす」とかでググってください)。適度にコシと厚みがあって今回の工作にピッタリです。

工具

  • 金ヤスリ
  • はんだごて&はんだ
  • はさみ
  • ボンド(学校工作用ボンドがおすすめ)
  • ニッパー、カッター(電線の皮剥きのため)
  • ビニールテープ
  • 絵の具(装飾用)

今回は禁断のDIY道具(?)はんだを使っています。

作り方

LEDライトの分解

LEDライトのレンズよりも先の部分を金ヤスリなどで削り取ります(下図)。

概略だけど今回使ったLEDライトは上図のような構造なので、先端の部分を削り取るとレンズ、反射鏡、LEDユニットが取り出せます。更に電池側からむにむにと押せば、パーツ固定用に嵌められていた固定環も外せます。

LEDユニットは、横に曲げてある負極の線をまっすぐにして、下の写真のように分解してLEDと抵抗の付いた小さな基盤を取り出します。

杖と杖の先端への配線をまとめて作成

光る杖を作るための課題は二つあります。①どうやって乾電池ケースと棒を同軸で繋げるか。また杖の先端にLEDを付けるためには電気の配線を伸ばす必要があることから、②どうやって乾電池の正極と接触する部分を作るか。この二つを解決するために『如何にして乾電池ケースのど真ん中に棒を立てるか?』というのがこの工作のポイントで、今回は下図のような方法を採用しました。

竹ひごと紙はボンドでくっつけます。紙の下端から3mmくらい竹ひごが飛び出るようにします。電線(+)を剥いて竹ひごの下端に裸線がくるようにビニールテープで固定します。

電線(-)とLEDから取り外した固定環ははんだでくっつけます。

竹ひごと電線(+&-)を軸にして、紙をくるくると固く巻きます。真ん中に飛び出した棒の先端が乾電池の正極が当たる部分になります。下の写真のように裸線に結び目を作っておくと良いかも。固定環は電池ケースと接触して負極になります。

で、これをレンズやLEDユニットを取り出して空いた穴にぶすっと差し込みます。電池ケースを付けた状態で、固定環と電池ケースがぶつかるまで押し込めばO.K. 紙の長さが適切なら紙の戻る力だけで結構がっちり固定されます。ダンボールのライナーを使った場合だと60cmくらいがちょうど良い感じでしたが、この辺は使う紙に合わせて適宜調整してください。差し込んでみてちょっとゆるいようなら下の方に紙を一枚挟んでいっしょに巻いて太さを調節するとよいです。

LED素子をはんだづけ

巻いた紙の先から出ている配線に取り出したLED素子をはんだ付けします。こんな感じ。

はんだ付けしたところは念のためビニールテープを巻いておきましょう。これを棒の先端に付ければ(装飾前の)魔法の杖の完成です。

おしりのスイッチを押せば光ります。

張りぼてで杖っぽくする。

あとは自由にダンボールを貼り付けたりして着色すれば杖の完成(張りぼてで仕上げたサンプルはこちら)。LED素子の基盤部分が杖本体より太くなってしまうので、その部分をどう処理するかがデザイン上のポイント。以下はオリバンダーの店茨城支店の作例です。

作例1、ヤナギに電気鼠のしっぽ、50cm、軽くしなやか。LED周囲の囲いの内側にはアルミホイルを貼って光を反射させています。ハリー・ポッターというよりロード・オブ・ザ・リングの世界観。

作例2、オークに手塚治虫全集、48cm、振り応えがある。娘が自分用に装飾を担当。何故芯材が手塚治虫全集なのかは謎。

先端に青いビー玉を付けています。LEDライトの反射鏡と針金を使って固定しました。他にもゴムボールなどを付けても面白いです。